【荻原拓也】「あれこそが、浦和に戻って来てから見せたかったプレー」
試合終了の笛が鳴るまで、パワーがみなぎり、エネルギーはあふれ出ている。
「高い強度を出し、フルで戦う感覚をつかんできました。昔は70分過ぎから足が攣ったりしたんですけどね」
連戦の最中、より存在感が増してきた荻原拓也の表情には充実感が漂う。
圧巻だったのは、9月24日のガンバ大阪戦(J1・28節)。59分から10人の戦いを強いられ、いつも以上に体力が消耗しているはずのアディショナルタイムだった。自陣でボールを奪うと、力強いドリブルでぐいぐいと敵陣までボールを運び、会場を沸かせた。
「2点リードの展開で普通は行かなくてもいいのかもしれない。でも、僕の感覚は違いました。体力的にまったくきつくなかったし、何より浦和に戻って来てから、ずっと見せたかったプレーでした。URAWA REDS NEWS
やっぱり、あの時間帯、あの場面ではインターセプトを狙いたいんですよ。すべて読み通りで、パスカットしたあとはもう前しか見ていなかった。最後はファウルをもらう形になりましたが、ゴール前まで持ち運び、自分で決めるつもりでしたから」
【エカニット パンヤ】ポテンシャルの一端を示したエカニット パンヤ…多くのチームメートが協力し、祝福した初ゴール
こぼれ球が来るかも知れない」と予測していた。
「ボールが来たときは無心で足を振った」
地をはうように低く、スピードに乗ったボールが相手DFの股下を抜け、ゴールネットに突き刺さる。「ブック」ことエカニット パンヤが浦和レッズ加入後初出場で結果を残してみせた。
「与えられた役割を果たすために集中すること」「自分らしいプレーができるように日々の練習から心掛けること」が信条だと常々話しているエカニット。
10月4日に埼玉スタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ2023/24 グループステージ MD2 ハノイFC戦の73分に途中出場すると、確かに自身のプレーを出そうと奮闘していた。(中略)
選手としてのキャリアはまだまだ半ば。レッズの一員としての道のりも第一歩を踏み出したばかり。次はJリーグでプレーする、活躍するという夢を叶えるべく、ブックは自分らしく奮闘を続ける。
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