第4節の湘南ベルマーレ戦の記事をまとめました。
今後の期待と、改善点等が見えてきますね。
※画像はサイトのスクリーンショットです。
興梠 慎三J1リーグ史上初18年連続ゴール!!
浦和は湘南に敵地で4―4で引き分けた。FW興梠慎三(37)がJ1歴代単独最長となる18年連続ゴールをマークした。興梠は2試合連続で3トップの中央で先発出場。前半11分、MFグスタフソンの浮き球パスからFW前田直輝の右クロスにゴール前へ走り込み、左足で押し込んで先制した。J1歴代2位の通算168得点目。プロ20年目に突入した今季の初ゴールを決めた。
興梠は単独新記録樹立に「そういう記録が達成できるのは、やっぱり試合にコンスタントに出られているからだと思う。なかなかケガしない体なので、丈夫な体を生んでくれた親には感謝したい」と感謝の思いを口にした。
昨季までJ1最長タイ記録の17年連続ゴールで元チームメートの小笠原満男(鹿島)と並んでいたが、この日の一発でJ1単独トップとなった。「記録では超えたかもしれないですけど、皆さんの記憶としては超えることはできないので、ちょっとでも近づけたならすごく嬉しいですね」と謙遜した。
前日には、同じ1986年生まれで、日本代表に復帰したFC東京DF長友佑都がゴールを決めた。「あいつは同い年とは考えてないですね。あいつはまだまだ若いです。まだまだ頑張ってほしいですね。僕もまだまだ頑張ります」と昭和生まれのベテランたちが、まだまだ日本サッカーを牽引していく。
スポーツ報知
4-4という滅多に見ない乱打戦で存在感を示した。今季、名古屋グランパスから浦和レッズに移籍加入したFW前田直輝が2得点に絡む活躍で勝ち点1奪取に貢献した。
ゲキサカ
前節の北海道コンサドーレ札幌戦に続く先発出場で、最初の見せ場は立ち上がりの11分だった。PA内の右サイドで、MFサミュエル・グスタフソンの浮き球のパスを足元に収め、ワンタッチで中央付近のスペースへ横パス。これをFW興梠慎三がダイレクトで決め、先制した。
「札幌戦では自分のところで抜け出すチャンスは多かったが、そこで強引に行っていた分、横の視野が少なかった。今週は中の選手や近くの(伊藤)敦樹選手を含めて話をして、最後に横パスを出せて良かった」
2つ目の見せ場が訪れたのは後半19分だ。興梠の18年連続ゴールで先制した浦和だったが、20分過ぎから湘南の勢いに押されて細かいミスを多発。前半のうちに1-2とひっくり返され、後半立ち上がりにも守備陣のミスで1-3。前田がアタッカーとしての凄みを見せたのは、後半10分にFW松尾佑介のゴールで2-3と1点差に詰め寄った後の時間帯だった。グスタフソンのボール奪取からFW関根貴大を経由してMF岩尾憲が右サイドへスルーパス。これを受けた前田がドリブルで運びながら相手DFの間合いを外してニア上へ豪快な右足シュートを突き刺した。
「狙い通り。むしろ、あそこにしか蹴れないかもしれない」という、貴重な同点弾だった。
開幕戦の広島戦で途中出場し、チャンスをつくれず停滞していた攻撃陣を活性化させた。第2節の東京V戦は発熱のために欠場を余儀なくされたが、前節の札幌戦で初先発し、第4節に加入後初ゴールと調子を上げてきた。攻撃陣を大幅に補強した今季の浦和の中で先陣を切ってゴールを決めた男は「次は前半で勝負を決定づけられるくらいの気持ちでやりたい」と力強く言った。
グスタフソン「我々はフラットすぎて、プレスを掛けられずにカバーリングも難しかった」
浦和レッズは3月17日のJ1第4節、湘南ベルマーレとのアウェーゲームに臨み、4-4の引き分けで試合を終えた。4失点した不安定な守備について、ペア・マティアス・ヘグモ監督は「最終ラインの前にスペースを与えてしまった」と課題を話した。
FOOTBALL ZONE
浦和は前半の立ち上がりから決定機を作っていたなかで、前半11分に今季加入のスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンの浮き球パスを受けたFW前田直輝のアシストからFW興梠慎三がゴール前に詰めて先制点を奪った。さらにMF小泉佳穂にも決定機があったが決められずにいると、守備面の不安定さが顔を出すようになった。
そして前半23分、同32分と立て続けに失点した。この時間帯は特に、4-5-1のブロックを組んだ浦和の中盤に対し、湘南の縦パスが選手の間を次々に抜けていき、ライン間でパスを受けた選手に対して浦和の最終ラインも強く押し出せずに前を向かれてしまう場面が頻発した。ハーフタイムの時点では1-2だったが、良い形でボールを奪うことができないことで自陣に押し込まれ、ロングボールを蹴らされては回収される時間帯になった。
ヘグモ監督は「立ち上がり20分間は素晴らしかった。ビッグチャンスがたくさんあったが、そこでしっかり点を取らないといけない。その後、プレスを掛けないといけない場面で受け身になってしまった」として、「自分たちがボールを持った時もあまりつながずにロングボールが増え、イニシアチブを渡した。プレスのところも最終ラインの前にスペースを与えてしまった」と話した。
ヘグモ監督が昨季まで指揮を執ったスウェーデン1部ヘッケンでも中心選手だったグスタフソンは、この状態について「そこはアグレッシブにプレスにいくしかない。ちょっと我々はフラットすぎて、プレスを掛けられずにカバーリングも難しかった。そこで果敢にボールに行くしかない。そうなればボールを奪うか、カバーリングをすることができたのではないかと思う」と話した。中盤の5枚が横並びで待ち構えながら相手ボールを網にかけられない状態から、修正することができないまま時間が流れていった。
ヘグモ監督が「良いバランスが取れるように後半は岩尾を投入した。フィジカル的な強さもそこで上げようとした」と話したように、ハーフタイムに小泉からMF岩尾憲への交代を実施した。しかし、後半立ち上がりの1分にDFマリウス・ホイブラーテンからDF佐藤瑶大へのパスが弱く狙われると、そのまま失点。その後は攻撃的な選手を次々に投入し、オープンな展開の中で攻撃力は見せたが両チームとも全体に秩序を欠いた中でのゴールの奪い合いは4-4に終着点を迎えた。
岩尾は「1-3になって2点リードの湘南があまり出てこないでスペースを与えないやり方もあると思うが、向こうがリスクを背負ったスタイルでやってくれたからこそ、お互いのスタイルの中でああいう展開になったと思う。これがどう監督に映っているかはフィードバックがあると思う。ある程度、守備のところのオープンさに目をつぶってやるんだというなら今日は概ね良かったのかもしれないし、堅く守っていくなら改善の余地がある。そこはみんなで共有しなければいけないところが出ると思う」と話した。
ヘグモ監督は「今後、トレーニングしなければいけないのは安定性。試合を通じてよりプレスをかけることができればと思う。本日は素晴らしいシュートを打てるチームと対戦し、負けなかったことが大切だった。負けなかったことは良いが、失点は望んでいない。しかし、本日の4得点で、開幕からアウェーが3試合あったが得点を重ねられたのは良いこと」と話した。
昨季にJ1最少失点だった浦和が4失点を喫したのは、世界の舞台で戦ったクラブ・ワールドカップ(W杯)の3位決定戦のみだった。得点も失点も少なかった昨季の姿からは正反対のような試合展開になったが、少なくとも守備の機能性を高める必要があるのは間違いないと言えるだろう。
轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada
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