投資信託を選ぶときに必ず目にする「信託報酬」という言葉。 でも、これは何の費用で、どれくらいの違いが資産運用に影響を与えるのか、ピンとこない人も多いのではないでしょうか?
この記事では、信託報酬の意味や仕組み、注意すべきポイントを初心者の方にもわかりやすく解説します。
目次
信託報酬とは?
信託報酬とは、投資信託の運用・管理にかかる手数料のこと。
投資信託を持っている間、毎日少しずつ差し引かれていく“維持コスト”のようなものです。
項目 | 内容 |
---|---|
支払先 | 運用会社・販売会社・信託銀行など |
支払方法 | 保有している資産から自動で差し引かれる |
表記 | 年率〇〇%で表示される(例:0.3%/年) |
信託報酬が高いとどうなる?
長期的に資産が削られる
たとえば、同じような投資対象でも、信託報酬が1.5%と0.2%では、20年後の資産に大きな差が出ます。
手数料の違いは“複利の力”を奪ってしまうことになるのです。
一般的な信託報酬の目安
種類 | 信託報酬の目安 |
---|---|
インデックス型 | 0.1〜0.3%程度(低コスト) |
アクティブ型 | 0.8〜1.5%以上(高コスト) |
毎月分配型 | 1.5〜2.0%以上になることも |
※手数料が高い=良い商品とは限りません!
信託報酬を見るときのポイント
- 年率だけでなく「運用の中身」と合わせて判断する
- 同じインデックス型でも手数料に差がある
- 「販売手数料無料(ノーロード)」もチェック
賢い選び方のコツ
初心者におすすめなのは、手数料が低いインデックス型投資信託です。
特につみたてNISA対象商品は、金融庁が厳選しており、コスト面でも安心。
まとめ
信託報酬は、投資信託の「見えないコスト」。
長く投資を続けるほど、この差が資産形成に大きく響きます。
「なんとなく」で選ばず、コストにも目を向けて、賢く資産運用していきましょう。